リフテン監獄、イニゴとの出会い

今回はフォロワーMOD「INIGO」との出会いのお話になります。
話の中で出てくる「メモ」や「金庫の鍵」などはINIGOのMODで追加されるものです。

リフテンに到着した早々、衛兵から意味不明な税金をむしり取られそうになる一行。
明らかにおかしなことを言ってくる衛兵に、リリは大きく息を吸うと…

リフテンでは街に入るのにもお金がとられるのぉ~?!
うわーすごいせこい街なんだねー!?びっくりー!びっくりー!

…と、大声で騒ぎ始めた。

そして「ちょっと御者さん聞きました?!訪問者税が取られるらしいですよー!?聞いたことなかったですよねー?そんなの~」と周りまで巻き込み始める。

すると衛兵は焦りだし、「わかった、わかったから、大声を出さないでくれ…通してやるから…」と、すごすごと門を開けてくれたのだった。

「入口からこれじゃ先が思いやられるわね…盗賊のっていうのも納得だわ」
ヴィリヤがそうため息を吐く。

リフテンの街に入るとすぐ近くから男女の話し声が聞こえてきたが、なんとなくヤバそうな話の内容だったので知らん顔してスルー。

彼女がちょいと指を鳴らせば、リフテン監獄行き…いや、もっとひどい目にあうかも知れない

ジョーカーは本当にここにいるんだろうか?
一体どこにいるんだろうと進んでいくリリに一人の男が話しかけてきた。

あんた、一体誰だ?リフテンで揉めごとでも起こす気か?

どう見ても友好的な感じの相手じゃなかったので「ただの通りすがりだけど?」と返すと、男は続ける。

「そうか?おい、教えてやろう。ここには見るべきものなんて何もない。
ブラック・ブライアが一番嫌がるのは、得体の知れない奴が関係ないのに首を突っ込んでくることだ。
ブラック・ブライアはリフテンを支配下に置いている。盗賊ギルドが後ろ盾だ。奴らには関わるな。」

忠告なのか威嚇なのかわからないが「盗賊ギルド」という名が出たからにはジョーカーのことを何か知っているかもしれない。

だけど、下手にこちらの手を明かすのも危険だと判断したリリは問い返す。

へぇ~…で、そういうあんたはそのブラック・ブライアとどういう関係なの?

「俺か?俺はモールだ。通りを見張ってる。何か聞きたいなら役に立つが、金は払ってもらうぞ。」

衛兵といいこの男といい、どうやらこの街は金の亡者で溢れているようだ。

タダで教えてくれるっていう選択肢はないの?と聞くと、男は「笑わせるな」と一笑に付し「長生きしたいならとにかくブラック・ブライアには関わるな」という一言を残し去っていった。

不穏な空気が流れる中、4人は「とりあえずはまた宿屋で聞いた方が早そうだ」ということになり向かうことにしたが、橋に差し掛かかったところでまた言い合いが聞こえてきた。

もう言い訳は聞き飽きたわ。お金を借りたときには、期限どおりに支払って、手数料は倍でいいって言ったよね

女がまくし立てている相手は「盗んだのか?なんでそんなことを!?」と今にも泣きそうな表情だ。

まだ街に入ってから数歩しか進んでないのに、不穏な会話、威嚇、トラブっている男女…と、本当にこの街はとんでもない所かもしれないとうんざりしてくるリリ。

見て。あそこ、宿屋じゃない?

オーリが指さす先を見ると、確かにそこには「ビー・アンド・バルブ」という看板が釣り下がっていた。

こんな街でも店に入れば多少は楽しげな雰囲気にあるだろうと、少しテンションが上がる四人。
が、期待は大きく外れることになる。

これは証のひとつ。お前が常に酩酊状態にあることを聖女マーラが快く思っていない証だ

いいかげんにしろ、マラマル。ドラゴンが再来したことは誰もが耳にしている。それを口実にお客を困らせる必要はない

この街ではゆっくり気を休めることさえできないのか…とぐったりしていると「さっさと聞くことだけ聞いちゃいましょ」とヴィリヤが耳打ちした。

その意見に激しく同意しカウンターに行くと、アルゴニアンの女性がなにか言いたげにこちらを見つめてくる。

「ええっと…ちょっと人をさが………」

ゴールドがあるなら、大歓迎。ないならとっとと出ていって

ど、どいつもこいつもぉぉ~~💢

爆発寸前の気持ちを引きつった笑顔で押さえながら「人を探してるんです!」と話しだすリリ。

リフテンで最近見掛けるようになったカジートはいる?と聞いたところ、彼女は「カジート?ああ、あの捕まったやつのことかしら?」と言った。

捕まった?!ジョーカーが?まさか!と信じられない思いで話の続きを促す。

彼女の話によれば、最近おかしなカジートがリフテンに来て衛兵となにか揉めていたらしい。
そのあと衛兵はそのカジートをどこかに連れて行ったけど、あの様子じゃきっと牢に入れられたんじゃないかしら…ということだった。

どうにも信じがたい話だ…

あのジョーカーがそんな簡単に衛兵に捕まるなんてことがあるだろうか?
だけど聞く限りでは、そのカジート以外に新顔は見ていないという。

その牢はどこにあるのかと聞くと、首長がいるミストヴェイル砦に隣接されているが簡単には入れてもらえないと思うけど…ということだった。

疑問に思う所は多々あるけれど、確かめてみる価値はあると思ったリリは「とりあえず行ってみるだけ行ってみよう!」と三人に告げた。

リフテン。千の疑惑の匂う町。そのうちその本を書くつもりだ。離れた場所でね

向かう途中、ルシアンがそんなことを言っていた。
やはり彼もこの町に並々ならぬ危険を感じ取っているようだ。

ミストヴェイル砦に着くと、その右手に暗い道が伸びているのがわかる。
その道を進んでいった先にあるドアを開けると、衛兵が暇そうに一人だけ座っていた。

衛兵はこちらに気づくと「おい、ここへ入ってくるな。正式な用事の場合だけだ」と睨んでくる。

なんて言おうか迷ったが、ここでもたついてたら余計に怪しまれると思い、「首長から許可は得てる」と毅然と答えた。

すると衛兵はなんの疑いもなく「そうか、それは悪かった。先へ進んでいいぞ」と簡単にドアを開けた。

案外ゆるいんだな…

うまく監獄に潜り込んだ4人は、入ってすぐのテーブルの上に怪しげなメモを見つける。

衛兵の目を盗みそっとそのメモを読むと、その内容は驚くべきものだった。

どうやら、その捕まったカジートというのは自ら牢に閉じ込めるように頼んできたというのだ。しかも賃貸料まで払っているらしい。

かなり様子がおかしいらしく、衛兵の見解ではいつ自殺を図っても驚きはしないというようなことが書かれていた。
そして、自殺をされたら賃貸料も貰えないから、その時は暖炉の上にある金庫内のスペアキーを使って止めろと。。

やっぱりどう考えてもおかしい。
もしかして、山賊との戦いで頭を打っておかしくなっちゃったとか?
いやいや、それならファリオンに対してもまともな会話なんてできるはずがない。

とにかく、そのスペアキーで牢を開けるしかないと考えると、暖炉上にある金庫から鍵を取り出した。

一体どこに入れられているのだろうか?
牢獄を見て回っていると、ある部屋の中で一人のカジートが一点を見つめ椅子に座っているのが見えた。

その瞬間、リリは「やっぱりな…」とため息をつく。

それは思っていた通り、ジョーカーとは似ても似つかぬ風貌のカジートだった。

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