さよならファエンダル、こんにちは新ヴィリヤ

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次の日の朝。

昨日は全く情報を得られなかったリリ。
どうしようかと考え込んでいると、ヴィリヤが一言。

人が集まる場所なら、酔いどれハンツマンも行ってみれば?

聞くと、酔いどれハンツマンという店には傭兵を生業にしている女性がいるという。

ヴィリヤは「彼女なら傭兵として色々な場所に行ってるだろうし、何か知ってるんじゃないかしら?行ってみましょ!」と言うと、リリの手を引き店を出た。

酔いどれハンツマンに入ると、ヴィリヤは奥の方で腕組みしているダークエルフの女性をに近づき「ジェナッサ、ちょっといい?この子はリリっていうんだけど、ちょっと話があるの」と話しかける。

こんにちは。あの、ちょっと聞きたいことがあるんだけど・・・

・・・聞いてた話と違うんですけど( ・ω・)

冷めた目で女性を見つめるリリの後ろから、ヴィリヤが慌てて説明をはじめる。
話を一通り聞いた彼女は少し考えるとー…

「霧ねぇ…
あぁ、モーサルの沼地は?あそこの霧はひどかったわね。ひどい時は本当に真っ白になるのよ。
小さな町だけど雰囲気もなんだか不気味なのよね…」

きたー!!これだ!モーサルだ!きっとそこに違いない!

「ジェナッサありがとう!!二人とも、早く行こう!」と店を出ようとするリリに「待った!」がかかった。

ちょっと待ってよリリ!私のエルダーグリーム聖域は!?一緒に探してくれるんじゃないの?!」

詰め寄るヴィリヤに「あーそう言えばそんなこと言ってたっけ(;´∀`)」とたじたじになる。

では、とりあえずどちらの用事が重要かを考えてみてはどうか?」と冷静のファエンダル。

そんな風に扉前でギャイギャイ話し合っていると、突然うしろから声をかけられた。

九大神にかけて! 信じられん! ちょうどあんたがどこにいそうか聞いて回っていたところだ!

「へ?私を探してた?何の話をしてるの?」と聞くと、パッツィと名乗った男性はこう話し始めた。

「先生と私は最近、シロディールからスカイリムに来ました。
長旅でしたが、先生の頼みであなたを探していたのです。
まず、ホワイトランの酒場と宿屋を調べ、明日別の町に向かおうと思っていたところだったんですよ。
あなたがあの恐ろしいドラゴンの襲撃から逃げ延びたと聞いて、先生はすぐに話がしたいそうなんです。
それ以上の事は何も知りません。
彼はファルクリースの宿屋にいます。なるべく早く会って頂けませんか?」

パッツィは「彼からの手紙」と一緒に、感謝の印だと言って一握りのゴールドを手渡してきたのだった。

でも、どうして私がヘルゲンから逃げ延びたって知ってるの?

リリがそう聞くとパッツィは「私は探し人の名前と風貌を教えてもらっていただけで詳しいことはわかりません。そこのお嬢さんが”リリ”と呼んでいたので見てみたら、聞いていた風貌の人物がいたのでこうして話しかけたのですよ。」

彼は早口でそれだけ言うと「さて、別の用事があるのでこれで失礼します。貧乏暇なしですよ! それでは! 」と言って去っていってしまった。

なんだか変な展開になってきたぞ…と思いつつ手紙を開くと…

親愛なる友へ

あなたがヘルゲンのドラゴンの襲撃を生き延びたと聞き、取り急ぎスカイリムまでやってきました。あなたを見つけ、この手紙を渡せることを期待して、私が最も信頼する伝令のパッツィを送りました。

あなたは、私にとって重要な情報を持つであろう唯一の生存者なのです。あの日の出来事について、是非とも会ってお話を伺いたい。暗い時世ゆえ、私からのせめてもの謝礼として、わずかながらゴールドをお納めください。ファルクリースのデッドマンズドリンクにてお会いいただけないだろうか?

敬具、

マーカス ジャヌス

マーカス・ジャヌスなんて聞いたこともない名前だ。

シロディールから来たってことは同郷ってことだけど…

まさか、あの仲間を襲った山賊の関係者とか?あいつらなら私の名前も知っているはず…
でもこんな遠く離れたスカイリムまで追いかけてくるようなヤツらだろうか?

難しい顔で考え込むリリにヴィリヤが言った。

「これで今一番重要な用事は何か決まったってことね」

「ええ?!こんな胡散臭い手紙を最優先にするの?!」

「だってどう見てもせっぱ詰まってる感じじゃない!シロディールからわざわざ来てるのよ?相当焦ってる証拠よ。」

ヴィリヤの言葉にファエンダルがリリの手を見ながら続ける。

「まぁ、そのゴールドを受け取ってしまったわけだしな…」

そうだ…お金を受け取ってしまったんだった…。
仕方ない、ここまで来たら急ぐ旅でもないし先にファルクリースとやらに行ってみるか…

リリは深いため息をついた。

この時点でヘルゲンにMOD「Helgen Reborn」の山賊がちゃんと沸いているか確かめに行きましたがわいてませんでした。
4日間待機して「酔いどれハンツマン」から出ずにヘルゲンに飛んでもわいてませんでした。
4日間待機して「酔いどれハンツマン」を出て、ホワイトランの門も出てからヘルゲンへ飛ぶと山賊はちゃんといてくれました。

行先もとりあえず決まり店を出ようとした時、ヴィリヤが「あ!ちょっと待ってて!」と言って店主に何やら相談を持ち掛けた。
そして何かを受け取ると「もう少し待っててね」と奥の部屋へと消えていく。。

「一体何してるんだ?」
ファエンダルも訝し気にヴィリヤが入っていったドアを見つめている。

5分ほど経っただろうか…

ドアが静かに開いたと思ったら、そこに立っていたのは見た事のない鎧を身に着けたヴィリヤだった。

どうやらこの店に置いてあった装備に一目惚れしてしまったらしく、持っていたポーションと引き換えに割引してもらったみたいだ。

「だって、これから旅をするのに丸腰じゃ迷惑かけちゃうと思って。
持っていたポーションが役に立ってよかったわ。ほぼ半額にしてくれたの!」

その装備はとても丁寧な裁縫で作られており、軽装でありながら生地の強度も十分だった。

「すごいいいね!似合ってるよ!」
「本当?やっぱり鎧もかわいくなきゃね!」
「うんうん、わかるわかる♪」

きゃっきゃっと騒いでいる女子たち二人の後ろで、ファエンダルは一人「いいな、新しい鎧…」とヴィリヤを見つめていた…。

酔いどれハンツマンから出ると、遠くの方からすごい勢いで何かが走り寄ってきた。

Kankaraya

「いたいた!あなたリリだよね?これ、お手紙。確かに渡したからね!」

うわぁ…なんだあの郵便屋さんは…!か、か、かわいすぎる!!!
なんだなんだ、スカイリムの郵便屋さんってあんなにかわいい子たちが走り回っているのか!?

もらったお手紙にはこんなことが。。

Holidays

なんと!収穫の月の27日は午後5時まで食べ放題!飲み放題!ってこと?!
食べ放題2,980ゴールド!とかじゃないんだよね?タダでいいってことだよね?!

なんと嬉しい祭り…スカイリムって最高じゃないの…オミヤもいけるのかしら…
今日は24日だから…3日後ってことか。…うーん、、覚えてられるかな(´・ω・`)

ホワイトランを出てファルクリースへと向かい始めた三人だったが、ここで思い出したことが…

え?鎧…?あ、ほんとだ…いつの間にか着替えてる…
余程ヴィリヤの鎧が羨ましかったんだな…(´・ω・`)

「ほら、やっぱりさ、カミラのこともあるじゃん?
こんな風にリバーウッドをずっと離れてたら、カミラ…スヴェンに気持ちが戻っちゃうかもよ~?」

リリがそう言うと、ファエンダルは少し考えて「確かにそうかもしれない…あんな卑怯な手を使うような男にカミラを任せられるはずがないからな!」と言ったかとい思うと「すまないリリ!助言に感謝する!お前の言う通りだ!私は家に帰るよ!」と走っていってしまった。

なんて単純な……。。。

こうしてファエンダルと別れたリリとヴィリヤ。
2人はファルクリースへの道を歩き始めた。

途中、結婚式へ抜かうプラウティス・カーヴェインさんの一団と遭遇。

邪魔するな。高価な贈り物をそろえて遠路はるばるやってきたんだ。ヴィットリアの婚礼に遅れるわけにはいかない

男が言うには、ソリチュードという大きな街でヴィットリア・ヴィキという女性の結婚式があるようだ。
”高価な贈り物”という言葉にリリの触角が反応したが、せっかくの結婚式だ。今回は大人しく「楽しんできて」と見送った。

リバーウッドに到着すると聞き覚えのある声…

あ!小瓶を盗んだ二人じゃない!

今度はリバーウッドで悪だくみでもしてるんじゃないかと走り寄ると…

あんな酷いやり方で大金を作ろうとして、結局洞窟に隠れているバカな連中には同情するね。もっとうまくやるべきだ

そんなことをブツブツ言いながらうろうろしているノロミール。

あんたたちの盗みのやり方も相当ひどいもんだったと思うけどな…と思わずにいられないリリ。

しかし、もう一人はいまだに呪われていると感じているらしく、「話しかけないでくれ…」とかなり弱気だ。
こんな状態では到底悪事を働こうなんて気にはならないだろう。

「ねえ、買った装備を強化したいの。ここの鍛冶屋を使わせてもらえそうだから少し待っててくれる?」

「うん、アルヴォアがいると思うからわからないことあれば教えてくれると思うよ」

カン!カン!カン!

リバーウッドの町に鍛冶の音が響く。と、そこで…

あ、、、雨……

「あら~、降ってきちゃったわね。。どうする?雨の中進むのは気が進まないわよね…あ、そうだ」

ドルテやフロドナーと鬼ごっこをして遊ぶのはどうかしら?きっと楽しいわよ!

雨の中、鬼ごっこて・・・
しかもドルテはいいにしても、まさかのフロドナーチョイスとは…!

小降りだった雨はいつのまにやら雷を伴った激しい雷雨になっている。
これはすぐに止みそうにはないな…と諦めたリリは「夕飯なにたべよ~」と今日の献立を考えたのだった。

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