山賊の野営地とは知らず、色々漁っていたところを見つかってしまったリリとヴィリヤ。
後方からヴィリヤの援護をしているリリに、山賊の一人が忍び寄っていた…。
「こっちには気づいてねーな、バカめ・・・」
カジートは静かに弓を放った!
矢は勢いよくリリ目掛けて飛んでいく!
これは頭に命中するのではーー!?っと思った瞬間…
奇跡のギリッギリセーフ~~(笑)
「ふざっけんな~!ばかねこ~!死んでまうやろ~!」とブチ切れのリリはサクッとカジートを倒した。
周りを見ると、他の山賊たちもすでに虫の息だ。
「なんとかなったわね…」
肩で息をしながら呟くヴィリヤだった。
見た事もないような植物が足元を飾っている中、次に訪れたのは変なタテモノ?
「リリ見て。あそこの上に山賊がいるわ。きっと罠よ」
なるほどね…と返事をしたリリは「任せて。こういうのは得意なの」弓を構えた。
「え?!ここから射るの!?」というヴィリヤの言葉に「まぁ、見ててよ」と自信たっぷりのリリ。
矢は山賊二人を確実に仕留めた。
次に出会ったのはこの方。
名前は「オールド・オーク」さん。
「良い死に方を待ってるんだ」と繰り返すので、「良い死に方ってなに??」と聞けば「静かに死ぬ時を待っていてもマラキャスは喜ばない」とか「マラキャスが華々しい死の予言を与えてくれた」とかいっているので、、
「ちょっとそこ立って(*’▽’)」と言って・・・
トラさんのもっふもふでマラキャス様もきっと喜んでるに違いない!
確かにこれはいい!
そして、最高のモフモフ死を与えて満足したところでヴィリヤに「ちょっといい?」と呼び止められるリリ。
どうやらこの間の話の続きをしてくれるようだ。
前回の話はこちら↓
ヴィリヤの話をまとめるとこんな感じだった。
ヴィリヤの両親は、ヴィリヤが吟遊詩人の大学に行きたいということを喜んではくれなった。
両親はヴィリヤに錬金術師になってほしいということもあったようだけど、それだけではなく結婚してほしかったそうだ。
相手は隣に住む「ハルヴダン」という男で、ヴィリヤに言わせると「ろくでなしで傲慢、甘やかされて育ったお子様」らしい。
隣人の父親とヴィリヤの父親が仲が良く、驚いたことに自分たちの息子と娘を近いうちに結婚させようという予定が勝手に進んでいてヴィリヤは驚愕。
ハルヴダンは、「野生の雌猫を飼い慣らすのを楽しみにしている」とかなんとか言ってたらしく、、まぁ、どんな女でもそんな男はお断りだよねぇ( 一一)
だからヴィリヤは「あの男がどれほどのろくでなしか!」を両親に熱弁して、結果なんとかこの結婚をやめさせることに成功する。
しかし、そのことを知ったハルヴダンは激高!
「遅かれ早かれ、報復してやる」と、なんとも痛々しいセリフを吐いたのだという。
それから2日後、ヴィリヤの大切なフルートがなくなった。
どうやらそれがハルヴダンの”報復”ということらしい。
なんかちっちゃい報復だね。。
確かにヴィリヤが”お子様”と言うのもわかる気がするよ。
それで、そのフルートの行方に心当たりはあるの?
そのことについてはすごく良い考えがあるの。
でも今は他にやることもあるし、またあとで話すわ。
いや、別に歩いてるだけだし、今話していいよ?
…設定ってもんがあるんだからそれ以上言うな
怒られてしまったので仕方なく黙ってファルクリース目指します(*‘∀‘)
そしてやっと到着!
ファルクリースに入るとすぐ左手に宿屋の看板が見えた。
「ヴィリヤ~、もう暗くなってきてるし今日はもう宿でゆっくりしないー?歩き疲れた~」
ヴィリヤが「そうね、そうしましょう」と言うのと同時にリリの足が止まる。
リリはその女性が着ている服が気になってついジッと見つめてしまった。
あんまりスカイリムでは見ない服…?なんかかっこいいな…
そう呟くと、ヴィリヤが「サルモールよ、あんまり見ないの」と耳打ちした。
ああ、サルモール、、たしか三つ巴の一つだったなぁ…
制服だけで言えばサルモールが一番いいよなぁ…
それにしてもきれいな人だな…
なんて一人で考えてると、サルモールの彼女が話しかけてきた。
「私と決闘したいのか?だったら去ったほうがいい」と。。
続けて「痛めつけられたいというお前の望みを叶えたり、みじめなお前を消すためにここに来たんじゃない」と。。
なんなんだこいつは…(;・∀・)と思いながらも、「まぁまぁ、まずは自己紹介でも…」と言ってもこの返しよう・・・(笑)
なぜ無駄話をする?大事な人の復讐をしたいのだろう。だから話している。誰もが話したがる
ジェラリスと名乗る彼女は、”元”サルモールらしい。
サルモールを辞めさせられ、一時的な逃避で今はフラフラと観光中なのだとか。
そして、辞めさせられた理由を聞いて、これまたなんとも微妙な気持ちにさせられた。
彼女は、マルカルスでタロス信仰が疑われる家族を調査していたらしい。
同僚は子供たちに罪はないという考えだったけど、彼女は違った。
子供であろうと自分を恨んでいる相手に慈悲をかけるなんて無駄なこと、処刑は免れないという考えだという。
しかし自分たちが手を下すまでもなく、家族が全員殺されていたことを発見する。
そこで「全員処刑!」と言っていた彼女がその犯人に仕立て上げられてしまい、「私なら集団処刑を望むわ」と反論するも認められず肩書が剥奪され追放されてしまったらしい。
彼女は「半年内にはこの崩れたあばら家のような国から去るつもりだ」と言い残すとどこかに行ってしまった。
去っていく彼女の背中を見ながら「サルモールのイメージのお手本のような性格の持ち主ね…」と呟くヴィリヤ。
だけど、冤罪で肩書の剥奪、しかも追放までされたのにはちょっと同情するな。。
そんなことを話しながら、リリとヴィリヤはファルクリースの宿屋「デッドマンズ・ドリンク」へ入っていった。